BoxWorks 2016ライブレポート [9/8:Day2] Box Platform新機能

開発者向けツール「Box Platform」の機能強化を発表

Day 1終了後の前日夜は、日本や欧州からの参加者をもてなすための特別なレセプションが、サンフランシスコジャイアンツの本拠地であるAT&Tパークで開催されました。全米でも屈指のこの球場は、ライトスタンドの奥がサンフランシスコ湾になっていて、打球が海に向かって場外まで飛んでいく豪快な「スプッラシュホームラン」で有名。

ライトアップされた球場を一望できるクラブハウスで参加者との交流を楽しんだ他、ベンチや選手のロッカー、プレスルームなど、普段は入れないバックヤードを見学できるガイド付きツアーもあり、グラウンドに降りて記念撮影したり、メジャーリーグファンならずとも楽しめる、とても思い出に残る催しでした。

   

さて、熱気に包まれた初日から一夜明けた2日目のキーノートに登壇したのは【Box Platform】担当最高戦略責任者兼シニアバイスプレジデントのジートゥ・パテル。ここでは、2015年10月に発表された、企業のビジネス変革と次世代アプリケーションの構築を支援する、開発者と企業向けの先進的プラッフォーム【Box Platform】の新機能が発表されました。

「自然災害や紛争によって世界中で発生している難民の人道支援のためのシステムが、機能していないという現実があります。例えば、現場で何千もの添付ファイルがメールで飛び交っており、その管理が追いついていない。また、2000年にフォーチュン500社にランキングされていた企業のうち半数は、そこから姿を消している。このような状況や変化をとらえるのに重要なことは、次の2つです。」と、ジートゥは語り始めました。

1.デジタル・ディスラプション(デジタルによる創造的破壊)

2.カスタマーエクスペリエンスとカスタマーエンゲージメント

「あらゆる企業のデジタル化が進んでいます。アマゾンは15年間成長を続けており、Facebookユーザーは10億人を超えて増え続けている。そして、UberやAirbnb‎が台頭し、サービスのシェアード化が進み、GEの売り上げの多くは今やソフトウェアからもたらされています。これらは、市場がサービスのパーソナライズ化、データを中心とした経営、オンデマンドなどの企業経営の変革を求めている結果に他なりません。しかし、これらの動きはデジタル・ディスラプションのほんの半分にすぎないのです。」

では、残りの半分とは何か?ジートゥはそれを「ビジネスプロセスのデジタル化である」と言います。どのように変革するか?次にゲストスピーカーとして登場したUberでIT部門を率いるアルワリア氏の話に、そのヒントがありました。

押し寄せるデジタル変革の波と【Box Platform】の進化

「将来に向けて、次に何をすべきかを常に考えなければ、生き残っていくことはできません。そしてビジネスの継続的な成長を実現するには、グローバルで使えるシステムが必要不可欠です。例えば、BoxとSalesforceを連携させることで、企業がグローバル化に伴って直面する課題の多くを解決することができます。」

さらにアルワリア氏はこう続けます。「Uberの急速な成長を支えるには、ビジネスプロセスをスピードアップする必要があります。デジタルビジネスで求められるITシステムは、最新のプラットフォームの上で構築しなければなりません。レガシー上で決して作ることはできません。その意味で、今の最新のテクノロジースタックは、Box, Twilio, Stripe, Okta, Zendesk, AWS, SendGrid, Salesforceと言えるでしょう。」

 

ここで再びジートゥが語り始めます。「忘れてはいけないのは、デジタル・ビジネスではコンテンツとコラボレーションがますます重要になっており、これが全ての業界で起こっているという事実です。例えば、金融ローン、ヘルスケア、遠隔医療などの分野では、デジタルが顧客に新たな価値を生み出しています。このようなデジタル化の波に対応するために、企業はコンテンツ・マネジメント・プラットフォームを導入する必要があります。つまり、ファイル、コラボレーション、サーチ、メタデータが課題を解決するのです。」さらにジートゥはこう続けます。「こられに対する回答が【Box Platform】です。現在約8万人を超える開発者が【Box Platform】を利用してアプリケーションの構築と統合を実行し、2千以上のアプリケーションがBoxと連携、一月あたり70億以上ものAPIコールを生成しています。」

今回、【Box Platform】の新しい機能として「新しいコンテンツ形式のサポート」と「アノテーション(注釈)と電子透かし」が発表されました。また、【Box Platform】を利用して開発を行う開発者のエコシステムをサポートするデベロッパー向けツールとして、「Developer Consoleの設計と刷新」と「Web UI Kit」も発表されています。これらの詳細についてはプレスリリースを合わせてご覧ください。(【Box Platform】の日本での展開は未定です。)

【BoxWorks 2016】を振り返って

CEOのアーロン・レヴィ、製品責任者のクリス・イェーやジートゥ・パテルら、Boxのトップがこれからの事業戦略や製品の進化を熱く語り、グーグル、Uber、アマゾン、IBM、マイクロソフトといった世界の名だたる企業がゲストスピーカーとして登場した【BoxWorks 2016】。

キーノートや多岐にわたるブレイクアウトセッション、ブラッド・ピット主演で映画化された『マネーボール』の原作をはじめ数々のベストセラーで知られるマイケル・ルイス氏にアーロンが茶目っ気たっぷりの突っ込みを入れるクロージングキーノート、そして、様々なクラウドカンパニーのソリューションが一堂に会する圧巻のパビリオン。コンテンツだけではなく、音楽で会場を盛り上げるDJブース、プロカメラマンによるポートレイト撮影コーナー、イベント限定グッズストア、グラミー賞受賞アーティストBECK(ベック)のスペシャルライブなど、参加者に対するホスピタリティが随所に溢れたイベントでした。また、会場内の至る所で見かける鮮やかなBoxブランドカラーのTシャツを着た「Boxers」(Box社員のことをこう呼びます)が務める運営スタッフのフレンドリーな笑顔も印象的で、若々しく勢いのあるクラウドカンパニー、Boxのカルチャーも垣間見ることができました。

さて、3日間にわたってサンフランシスコからお伝えしてきた【BoxWorks 2016】ライブリポートですが、少しでも現地の熱気をお伝えすることが出来たら、こんなに嬉しいことはありません。

また来年もここ【BoxWorks 2017】の会場から、さらに進化を遂げた(!?)イベントの模様をお届けできることを祈念して――

See you next Year!!

最終更新日:2016年09月09日

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