【BoxWorks18_Day1】これがデジタル時代の未来だ!! [Live Report#2]

デジタル時代に求められる企業のあり方とは?

Box, Inc. CEO、共同創業者兼会長:アーロン・レヴィ

今年も開催されたBox最大のイベント【BoxWorks】は、世界49か国から会場に集結した過去最大級の聴衆と、ライブ配信に全世界が注視するなか、Day 1のオープニングキーノートはBox CEO兼共同創業者会長、アーロン・レヴィの登場により、熱気に包まれた。

プレゼンテーションの冒頭で、アーロンはBoxWorksの会場でもあるサンフランシスコで、ビットコインの流通や、交通手段がスクーターになったり、ユニクロの自動販売機といった例を挙げ(恒例のジョークを交えたオープニングトークに会場は大爆笑!)、目まぐるしく変化する時代背景の中、かつてないスピードで急速にデジタル化が進んでいることを強調。
今や世界で87,000社以上、Fortune 500の69%にあたる企業が利用するBox。100年以上の歴史を持つ伝統的な企業から新興企業まで、数多の企業のデジタル化に貢献してきた。マーケットの変化は今や加速度的に早くなり、競争は熾烈化を極め、顧客の期待や要請がかつてないほど高まっている現在のデジタル時代。こうした時代・企業・仕事への対応について、アーロンのトークはさらに熱を帯びる。

 

「今の時代、同時並行にリアルタイムで仕事をしていかねばならない。勘や経験は通用しない。データに基づく意思決定が重要となる。AIを用いた業務プロセスの自動化が進み、顧客の行動に合わせたビジネスが求められているのだ。仕事において、もはや企業の垣根はないに等しい。パートナーと連動した業務フローを作り上げること、コラボレーションこそが重要なのである」聴衆はアーロンのテンポの良いプレゼンテーションに一気に引き込まれた。

Boxが提供する「クラウド コンテンツ マネジメント」。これはBoxを1つの統合的なプラットフォームとして導入し、すべてのコンテンツやプロセスを管理するというコンセプトだ。そして今回、「デジタルワークプレイス」と「デジタルビジネス」という2つのキーワードを軸に、さらに広い領域、深い未来への洞察が繰り広げられた。

デジタル時代の未来、これがBoxの答えだ!「デジタルワークプレイス」と「デジタルビジネス」

オープニングキーノートのキーワードの1つは「デジタルワークプレイス」。それは3つの条件を満たすことで規定される。1つ目は、誰がいつ、どんなデバイスから仕事をしても、その作業性が損なわれないこと。2つ目は社内、社外問わず、コラボレーションができること。3つ目は最適なソリューションの組み合わせによって生産性が飛躍的に高めることだ。

例えば、ユーザーが使用するツールが多様化する中で、企業内の使用ツールを統一することがこれまでの常識だった。しかし、Boxは逆のアプローチを提案する。数多のプラットフォームをシームレスにつなげ、1つのプラットフォーム上での作業環境を作り上げるのだ。Office 365、iWork、Google Suiteなどの主要なツールはもちろん、1,400を超えるアプリケーションとの連携を実現。真の「デジタル・ワークプレイス」を作り上げる。

そして、もう1つのキーワードが「デジタルビジネス」だ。社外も含めたエコシステム全体の中で、コラボレーションプロセスの自動化を推進し、コンテンツの有用性をさらに高め、顧客、サプライヤー、ビジネスパートナーにより洗練された使い勝手を実現する。

昨年発表された【Box Relay】は、BoxとIBMが共同開発したもので、企業がBox内で定型的なワークフローを誰でも簡単に作成、編集、トラッキング、管理でき、レビューや承認プロセスを効率化させるツールである。企業単体ではなくコンテンツを中心としたワークフローを形成。業務の効率化に貢献する。新機能である【Box Tasks】は毎月のルーチンワークをタスクとしてスケジュール化、自動的にワークフローを流せる機能だ。デモンストレーションでは、販売用の文書を製品開発チームや法務チームが順番にレビューする様子が紹介された。

【Box for G Suite】パブリックベータをリリース

全世界で14億人のユーザー(ビジネスユーザーで400万人以上)が利用するG Suiteとの連携【Box for G Suite】のデモンストレーションが行われると、会場から大きな拍手が沸き起こった。

【Box for G Suite】では、Box上のファイルを、Officeドキュメントであっても、G Suiteで開いてリアルタイムに編集し、元の形式でBoxに保存できる。編集する際はG Suiteエディターのユニークな機能を使うこともできる。さらに、GmailからBoxのファイルにアクセスして共有リンクを貼り、アクセス権限をGmail側で設定することが可能だ。これにより、リアルタイムコラボレーションと、Googleが重視するユーザーエクスペリエンスを実現しつつ、すべてのファイルがセキュアにBoxに保管される。

BoxとG Suiteをシームレスに連携させることで、多くのビジネスパーソンの日々の仕事の進め方が変わるだろう。今回はパブリックベータが発表されたが、期待する気持ちを抑えつつ正式リリースを待ちたい。

さらにパワーアップ!AIを取り入れたコラボレーションを促進する【Box Skills】

IBMのWatsonやMicrosoftのAzure、Google Cloud、AmazonのAWSといった複数のAIプラットフォームと連携する【Box Skills】は、さらに機能が強化された。

BoxがBasic Skillsとして位置づける画像認識機能(イメージインテリジェンス)、音声認識機能(オーディオインテリジェンス)、動画認識機能(ビデオインテリジェンス)は、情報をメタデータ化することで実現している。そのため、データファイル名だけでなく、その内容も含めてテキスト検索が可能だ。例えば動画では、登場する人物や動物などの有無はもちろん、動画内にその人物や動物が登場する箇所の特定まで迅速に対応する。これまで、動画内の情報把握には動画の閲覧時間がネックになっていた。【Box Skills】を使えば、一気にその悩みは解消。よりスピーディに目的の情報を特定できる。

そして、さらに進化したのがCustom Skills機能だ。AIと機械学習の組み合わせで、動画内の情報をより正確、具体的に把握する。絶滅危惧種のウミガメの情報を調べる際、学術名「タイマイ」まで特定する様子がデモンストレーションで紹介された。

堅牢なセキュリティをさらに強化!多様化するリスクに対処する【Box Shield】

デジタル化された職場環境では、あらゆるものが多様化する。ユーザーにはビジネスパートナーが加わる。デバイスも個人所有のスマートフォンやタブレットが使用される。アプリケーションも、業務専用のアプリだけではない。星の数ほどのアプリが使用される。アクセスする文書も機密性の高いものから、メモ書きまで、あらゆるものが対象となる。

多種多様なアクセスパターンへの対応に、【Box Shield】は次の3つの機能を設ける。

1つ目が「スマートアクセス」。ユーザー毎の嗜好を元にコンテンツを分類し、表示させる機能だ。ユーザーによって必要とするコンテンツは異なる。これまで、会社の共有フォルダは単一の分類しかできなかった為、使い勝手の良し悪しにバラツキが生じていた。「スマートアクセス」を使えば、機械学習によって嗜好性を分析し、各ユーザーに合わせたコンテンツ分類および表示が可能となり使用性が飛躍的に高まる。
2つ目が「異常検知の仕組み」だ。機密性の高い文書保護のため、権限の無いユーザーがアクセスしようとするとエラー表示される。デモンストレーションでは、アメリカの会社のサーバー内にある文書に対し、無関係のインドネシアの個人がアクセスした場合、いち早く検知してアラートを発する様子が紹介された。
3つ目が「コンテンツ・ファイアウォール」。外部ユーザーとそのデバイスを認証し、コンテンツ自体にも権限設定する。それにより外部ユーザーのアクセスを完璧にコントロールする。

こうした仕組みを組み合わせ、堅牢なセキュリティを確立する【Box Shield】は、デジタル化された職場環境に更なる革新をもたらす。だがそれが常識となるという。デジタルワークプレイスに必要不可欠であり、最適なプラットフォームなのだ。会場の聴衆は、次々とステージ上で語られる「働き方の未来像」に沸き返り、幾たびも拍手が巻き起こった。

ビジネスパートナーが次々と登場!多様な価値観で形成されるBoxのソリューション

オープニングキーノートには数多くのビジネスパートナーが駆け付けた。IBMのデイビット・ケニー氏は「変化が激しい昨今、企業はより大量のデータを取り扱わなければいけない。そのためにAIや機械学習を効果的に利用、効果的なワークフローを作り上げることが重要だ」と語った。また、AIは顧客接点に優先度を上げて導入すべきだとして、カナダの金融機関におけるカスタマーサポートでの導入事例を紹介した。

また、アップルのスーザン・プリスコット氏は、スマートフォンの登場でビジネスのあり方が激変、「今やポケットの中にあるスマートフォンに、最先端のあらゆる技術が凝縮されている」と語った。「当然、働き方も変わらなければならない。一部のファンがビジネスにアップル製品を利用していた時代は終わりを告げ、アップルとしてもビジネスシーンを意識したソリューション開発を強化している」と強調した。

他にも、Slackのエイプリル・アンダーウッド氏、Googleのリチャ・ランヤン氏、ServiceNowのCJ・デサイ氏が続々と登壇。各社の強みと共にBoxとのパートナーシップについて語られた。このような幅広いビジネスパートナーに支えられてBoxは進化を遂げ、これからも進化し続けることが感じられた。

Day 1の締めくくりはアーロン、ジートゥの揃い踏み!

最後はアーロンとジートゥが登壇し、【デジタルワークプレイス】【デジタルビジネス】【セキュリティとデータ保護】において、今日発表された製品や機能のアップデートを(今後予定されているものを含む)を振り返った。そして、「デジタル時代の勝者は、データから最も価値を引き出すことができる企業だ。私たちはビジネス変革の道のりの途中であり、さまざまなビジネスパートナーとともに、働き方の未来に向けて共に歩んでいきたい」と語った。

こうして幕を開けた【BoxWorks 18】。さまざまな発表がなされ、ゲストスピーカーが次々と登場し、3時間にもおよび密度の濃いオープニングキーノートに時間が経つのも忘れて聴き入ってしまった。Day 2のキーノートでは一体何が語られるのだろうか。明日もBoxの「現在」そして「未来」(それは既にデジタル時代の未来と言っても過言ではないかもしれない)をリポートする。

————————— BoxWorks取材班:百地(ももち)

 

◆ BoxWorks18レポート◆
【BoxWorks18】いよいよ明日開幕! [Live Report#1]
・【BoxWorks18】Day1 これがデジタル時代の未来だ!! [Live Report#2]
【BoxWorks18】Day2 ユーザー企業やパートナーと共に創る働き方の未来[Live Report#3] 

最終更新日:2018年08月30日

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