【BoxWorks18_Day2】ユーザー企業やパートナーと共に創る働き方の未来[Live Report#3]

【BoxWorks18】2日目。既に秋の気配が漂い少し肌寒いサンフランシスコだが、「デジタルワークプレイス」「デジタルビジネス」そして「セキュリティとデータ保護」において、さまざまなサービスや機能強化が発表されたDay1で、期待感が一気に高まった。その熱気が冷めやらぬままステージに登場したのは、チーフ プロダクト オフィサーのジートゥ・パテル。「ユーザの事例や評価を通して、Boxが提供するサービスの真価が伝わる」と語り、テクノロジーがどのように組織に大きな影響を与えるかに焦点を当て、さまざまな業界でビジネス変革をリードするキーパーソンとの対談を中心としたDay 2のキーノートが幕を開けた。

加速度的に進化するビジネスのデジタル化と企業

まず、Box COO ステファニー・カルロがモデレータを務め、世界最大のバイオテクノロジー企業であるアムジェン、ラスベガスでカジノホテルを経営するコスモポリタンラスベガス、北米コカ・コーラから、CIOを壇上に迎え、”Futre of Work”をテーマにしたパネルディスカッションを繰り広げた。適切なテクノロジーを選択すること、つまりより多くのニーズに対応し、すべての人々に共通した経験を提供できる柔軟性の高いプラットフォームを選択することの重要性が語られた。

アムジェンのCIOマイク・ザヒジャン氏はこう述べる「デジタル化によってビジネス環境は大きく変容しました。社内外の激しい変化に対応するため、これまで以上にスタッフと経営者が密に連携してビジネスを展開する。それは必要不可欠であり、将来的に不可避な構造といえます」その過程でのBoxの利用価値にを高く評価した。

カスタマーエクスペリエンス(CX)の重要性に強調したのはコスモポリタン・ラスベガスのCIO フィリップ・アービー氏だ。「CXは加速度的に高まっています。これまでホテルで必要とされてきた、フロントでの記名や、ルームキーによる部屋の解錠、リモコンでのTVやエアコンの操作などは全てお客様個人のスマートフォンに統合されます。より上質でパーソナライズ化された顧客体験を、経営者からお客様と直接接するスタッフまでがひとつの形で提供しなければならない時代がすぐそこまで来ているのです」と、デジタル時代のホテル業界の変革の方向性を提示した。

北米コカ・コーラのCIO アン・カーヴァー氏は「ビジネスを革新し続け、顧客満足を最大化させるためには、経営層、IT部門、事業部門が成功のイメージを共有し、同じゴール設定をすることが重要です」と、組織運営のあり方を示した。

異業種である3社のCIOが異口同音に語ったのは、「デジタル時代におけるコラボレーションの重要性」だ。情報を自社固有の価値化させるカギは、コラボレーションを加速させ、情報をよりスピーディに確実に簡単に、なにより安全に共有すること。そのために欠くことができないツール=Boxである、というディスカッションは非常に納得度が高いものだった。

 

Boxが企業の「デジタルワークプレイス」を変革する

再びジートゥが壇上に上がり、様々な業界を代表するBoxユーザー企業のキーパーソンとのトークセッションへ。

小売業界からは、有名ブランドを取り扱うコスメのセレクトショップを展開し、日本でも話題のセフォラCIO サビオ・ザティル氏が登場。同社ではBoxが上場する前からBoxを利用しており、「私がアメリカ全土の統括マネージャをしていた当時、ラテンアメリカのメンバーとのファイル共有に苦労が絶えませんでした。それが、Box採用後はそんな悩みが完全に解消された上に、セキュリティの心配も不要になったのです」と語った。

全米を中心に200年を超えてサービスを提供する金融機関、ステート・ストリートのシニア・バイスプレジデントであるアディール・サイード氏の言葉からは、Boxへの絶対的な信頼が感じられた「私たちがBoxを高く評価している点は大きく2つです。1つはファイルへのアクセス状況が『まるで手に取るようにわかること』による安心感。もう1つは、様々な規制の存在する金融業界に耐えうる強固なセキュリティ。この2つこそ我々がBoxを選び、利用し続けている最大の理由といえるでしょう」

続いて登場したのは、フランスに本社を置く世界的な重電メーカーシュナイダー・エレクトリックCIO エリザベス・ハッケンソン氏。

「2012年からBoxを利用していますが、今では従業員10万人、エコシステム全体のメンバー含め20万人以上が活用しています。かつてはこれだけの人数が対応する契約を全て紙ベースで管理していました。Boxの導入により業務が格段に楽になったことは言うまでもありません」と語り、次のように続けた。「私達のような巨大企業がITシステム全体を統合するのは事実上不可能かもしれません。その点、多様なシステムと連携し、テクノロジの進化にも素早く対応、常に最高のIT基盤を提供し続けてくれるBoxは非常に使いやすいと考えています」

「デジタルビジネス」におけるBoxとAI

「デジタルビジネス」におけるBox活用例として、保険会社オールステートの保険調査業務における画像・映像ファイルの共有事例の他、農業、金融、製造など多種多様な企業における、業務効率の向上、事業革新の基盤的利用法などが紹介された。

さらに、ここから話題は「デジタルビジネス」×「AI」に移る。登壇したマイクロソフトのバイス・プレジデントであるジュディ・メイヤーは次のように語った。

「AIというと、ともすると映画『ターミネーター』の世界のように遥か未来の話だと感じますが、実際にはすでに実用化が始まっています。ビッグデータの解析により、ビジネスに直結する様々な事実も明らかになっています。例えばUberではAIを用いた運行状況のデータ解析システムで、ドライバーや乗客の不正行為を感知する仕組みを構築し、大きな成果をあげました。AIと機械学習によるビジネスチャンスの拡大は想像できないほど大きく広がっています」さらに、ジートゥからデジタル化の成功の秘訣を問われると、次のように答えた「まずは小さく始めてすぐにできる成功体験を重ねること。そして、データを有効活用することです」

また「セキュリティとデータ保護」という観点からも、AIとの連携が言及された。

MLBのCISOネイル・ボーランド氏はこう語る。「データへのアクセスが容易になると、企業内部でのデータに関するミスや漏洩のリスクは高まります。まずはこうしたリスクにしっかり対処し、ミスが起こってもリカバリーが可能な仕組みを作ることが重要です。また、外部からの攻撃についても常に目を向けていなければなりません。悪意を持って攻撃を仕掛ける者たちは常に技術力を高めており、対策を取ってもすぐに追いつかれてしまいます。AIや機械学習をフル活用し、悪意を持つ者の常に一歩先を行くことが、これからの時代には必要なのです。」

Slack CEO × アーロン・レヴィ。ますます加速するデジタル化への対応策とは?

Day 2のファイナルを飾ったのはSlack CEOのスチュアート・バターフィールド氏と、アーロン・レヴィの対談だ。

デジタル時代に必要な条件ついて訊ねられると、バターフィールド氏は「高機能なチームはコミュニケーションが活発です。デザイナとエンジニアが一体となって業務を進めれば、高いパフォーマンスにつながります。これまでのようなEmailを中心としたコミュニケーションでは、現在のビジネススピードに到底追いつくことはできません。大量生産が前提だった時代から、モノづくりの価値観は変わっています。オープンで透明性が確保された環境の中でディスカッションを展開し、様々な取り組みをスピーディに繰り返すことこそが重要なのです」と論を展開した。

また、これからのデジタル時代について、バターフィールド氏は次のように語る。「定型業務は自動化が進んでいます。その分、時代が変化するスピードも速まっていくはずです。企業の成長・衰退サイクルはどんどん短くなっています。10人から20人程度のチームを作り、次の変化への備えをしておくことが重要で、企業には、より一層ダイナミックに組織を変えていくことが求められるでしょう」

共に新しい時代を築いているバターフィールド氏とのトークセッションは、デジタル時代における仕事の未来を鮮やかに描きだした。

 

デジタル時代の未来とBox

さらにキーノートでは、Boxの社会貢献活動として、Think of usがスタッフ間や里親と子どものコミュニケーションにBoxを利用している様子や、IRC(国際救済委員会)で現地の様子を動画で撮影しBoxで共有する様子が紹介された。

多種多様な企業のCxOが各々独自の視点から「デジタルワークプレイス」「デジタルビジネス」「セキュリティとデータ保護」について語った2日目のセッションで、Boxの利便性、信頼性に留まらない真の価値が浮き彫りとなった。

デジタル時代と共に成長を続け、デジタル時代を牽引するBox。クラウド コンテンツ マネジメント=Boxの実績と成長、その可能性への期待が高まる2日間であった。

————————— BoxWorks取材班:百地(ももち)

 

◆ BoxWorks18レポート◆
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・【BoxWorks18】Day2 ユーザー企業やパートナーと共に創る働き方の未来 [Live Report#3]

最終更新日:2018年08月31日

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