2020年7月21日、22日、Box Japanで初開催したユースケースコンテスト「Box Customer Award Japan 2020」。Boxを導入し、ビジネスで成果をあげた素晴らしい取り組みを実施した9社が登壇し、1社15分でプレゼンを行いました。
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本シリーズでは、各社のプレゼンテーションのサマリーとBox Japan伊藤からのコメントをご紹介します。今回はWork Unleashed賞を受賞された学校法人創価大学様です。
会社紹介・登壇者プロフィール
山口 典彦 氏
学校法人 創価大学
総合学習支援オフィス
大学生7156人、大学院生393人、専任教員数352名、専任職員数190名規模の学校法人 創価大学。
このたびのコロナ禍の影響で、教員・学生が構内立ち入り禁止、予定されたガイダンスや授業は全てオンラインでの実施を余儀なくされる中、2020年4月20日からの全ての授業の迅速なオンライン化を実現。
次々に発生する課題に対し、実際に実施した3つのBox活用ユースケースを通して、その課題解決の取り組みをご紹介します。キーワードは、「作業の分散化」、「コンテンツ提供プラットフォーム」、「ストリーミングサーバー」です。
新入生ガイダンスをオンライン化
学生の利用環境を配慮したオリエンテーション特設ページの早期公開を目的に、ガイダンスをオンライン化へ。Boxのプレビュー機能を活用し、今までは学生の利用端末やネットワーク環境が不明だった課題を解決し、様々なファイルタイプに対応し、Webブラウザがあれば全て閲覧可能な環境を構築しました。
オンライン授業へ、作業分散して負担なく対応
大学で行ったオンライン授業の対応にはリアルタイム授業、映像配信授業、自己学習型授業の3つのパターンがあります。その中でオンライン授業に参加できなかった学生に収録動画を配信する際、Zoomの録画機能を活用し、教員各自がBoxを配信プラットフォームとして活用。さらには、Boxのアカウントを持たない非常勤教員はファイルリクエスト機能を活用し、課題を回避しました。
授業ストリーミングサーバーをBoxに変更
負荷集中で機能しなくなった動画コンテンツ配信サーバーの早期復旧を実現。実際に、授業開始日にサーバーがダウンしましたが、Boxをストリーミングサーバーとして活用することで極めて短期間(約2日)で運用を再開。
オンライン化による動画データの変化は、以前の動画本数は164本、容量24.9GBだったのに対し、オンライン化実施後は、本数1917本、容量1910GBと約75倍と大幅な伸びを実現。そして、この容量でもBoxをストリーミングサーバーとすることで運用できています。
【Box からのコメント】
今回のコロナ禍によって教育現場も大変だったと思いますが、様々な工夫を取り入れていましたね。その中でも印象的だったのは、授業の動画を先生方が自らアップすることができ、Boxアカウントを持っていない非常勤の先生方もファイルリクエスト機能を使ってアップロードできた点ですね。コロナ禍によって、このように簡単に使えるというBoxのメリットを活かした事例でした。
11月11日(水)受賞企業によるトークセッション開催
11月11日にオンラインで開催するBox Virtual Summit Japanでは、Box Customer Award Japan 2020 にてWork Unleashed賞を受賞された創価大学様、およびInnovation賞を受賞された株式会社東急コミュニティー様をお迎えし、業務に根付いたBoxの活用、導入に際して上手く行ったポイントや苦労したポイント、導入現場の裏話や導入過程を含めて赤裸々にお話しいただくトークセッションを行います。
セッション情報
16:15-16:45
Customer Award受賞企業に聞く!Boxを使い倒すお客様のベストプラクティス大公開
詳細・お申し込みはこちらから(オンライン・参加無料)
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創価大学 - コロナ禍でのBoxを活用したオンライン授業実施に向けての本学の取り組みについて
記載されている数字や登壇者の肩書きは2020年07月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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