現場が“本気を出せる”セキュアな環境づくり
実現に向けて[日光ケミカルズ様 発表事例]
現場が“本気を出せる”セキュアな環境づくり実現に向けて
[日光ケミカルズ様 発表事例]
現場が“本気を出せる”セキュアな環境づくり実現に向けて
化粧品の原料や医薬品・食品などの添加剤の開発・製造を行う当社では、従業員がよい環境で働くためにBoxを活用。現場の働きやすさとセキュリティを両立した環境づくりについてお話します。
日光ケミカルズ株式会社 IT 企画推進室 チーフ 松田 禎史さん IT 企画推進室 高野 梨紗さん
働く人にとってのよい環境を定義すると?
私たちは「どこからでも不自由なく働けること」「セキュリティ対策が一元化されていること」「ITの管理の運用工数をできるだけ減らせること」を実現している環境が、働く人にとってのよい環境だと考えています。そして、これらを満たすために「複数システムにデータが散らばらない環境づくり」と「アクセス権をもれなくコントロールできる環境づくり」に取り組んでいます。
記事を投稿する時の添付資料は自動でBoxに保存
「複数システムにデータが散らばらない環境づくり」では自社ポータルサイト内へのファイル保存をなくす取り組みを進めてきました。以前の環境では、ポータルサイトに記事を投稿する時に資料を添付すると、そのデータがポータルサイトのストレージにたまってしまうのが課題でした。その解決策として、添付したい資料はBoxにアップロードし、共有リンクを張ることを推奨しても、ユーザーにとっては手間が増えるのでなかなか浸透しなかったのです。
そこで、自社ポータルサイトに資料を添付するとAPIを介してBoxの指定フォルダに自動アップロードされる仕組みを構築。これによりユーザーの負荷なく一元管理を実現できました。
また、当社では、データの保存場所は、大きく分けてBoxとslack、snowflakeがありますが、これらを横断的してデータ検索ができる仕組みも整備。Slackに入力したキーワードを機械学習エンジンで横断検索し、結果をSlackに返すものですが、利用している機械学習エンジンがBox Verified Enterpriseに対応していないので解決策を模索している最中です。
Box Sheildの分類ラベル活用でユーザーは意識せず社内規定を遵守
「アクセス権をもれなくコントロールできる環境づくり」については、Box Sheildの分類ラベルを活用することで実現しようとしています。まず、情報管理責任者が各ファイルに分類ラベルを付与します。これでファイルごとの機密分類を誰でも認識することが可能になります。さらに分類ラベルを利用して、Box内で社内規定違反の行動が発生しそうになったらアラートを出せる機能が実現できないか検討しています。
しかし、当社では、分類ラベルが見えないBox Driveを利用するユーザーが多く、これを実現するには運用ルールを変えなければなりません。そこで、スムーズな浸透を図るため、社内にエバンジェリストを設置することにしました。まずは社員の中から、取り組みに理解のある人や素養がある人をスカウトし、エバンジェリストに養成します。そして、まずは自部門のメンバーに運用ルールなどを伝えてもらうのです。そのような取り組みを続けることで、社内全体への浸透が期待できます。またBox Driveではなく、ブラウザ版のBoxを利用するメリットを周知する取り組みも進めています。
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記載されている数字や登壇者の肩書きは2023年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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