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Box、ランサムウェア対策強化のためBox Shieldに新機能
「マルウェアディープスキャン」を追加

 2021.10.20  Box Japan

抄訳リリース

2021年10月20日
株式会社Box Japan

2021年10月6日 午前9時00分(米国東部標準時)(ビジネスワイヤ)の抄訳

Box、ランサムウェア対策強化のためBox Shieldに新機能
「マルウェアディープスキャン」を追加
機械学習の活用による脅威検出と自動分類でセキュリティリスクを軽減

コンテンツクラウドをリードするBox, Inc.(以下、Box)は、米国時間10月6日、セキュリティコントロールおよびインテリジェントな脅威検出のフラッグシップソリューションであるBox Shieldの新機能を発表しました。今回の機能追加で、Boxにアップロードされるファイルをほぼリアルタイムでスキャンし、ランサムウェアによるリスクを軽減します。この新機能は、深層学習技術と外部の脅威インテリジェンスを活用してファイルを分析し、業務に支障をきたすおそれのある巧妙なマルウェアを事前に阻止します。

Boxの最高製品責任者であるディエゴ・デュガキン(Diego Dugatkin)は、次のように述べています。「ランサムウェアの攻撃件数は、2021年上半期に288%増加しました。多くの企業がデジタル化を推進するなか、今後もこの傾向が強まることが予測されます。Boxのセキュリティへのアプローチは、単一のプラットフォームでお客様がコンテンツをセキュアに管理できる環境を提供することです。Box Shieldは、ユーザーフレンドリーなセキュリティ制御とインテリジェントな脅威検出機能をBoxのコンテンツクラウドに統合して提供します。最新の深層学習技術でBox Shieldの脅威検出能力を強化し、ITおよびセキュリティ部門がほぼリアルタイムに、業務を停滞させることなくマルウェアを識別できるようにしています」

IDCのセキュリティ&トラストプログラムVPフランク・ディクソン(Frank Dickson)氏は、次のように述べています。「昨今、データに対する脅威が劇的に増大しています。IDCの調査データによると、米国企業の取締役会のほぼ半数が、自社の情報セキュリティ最高責任者(CISO)に対してランサムウェア対策に関する提案説明を求めています。セキュリティ戦略の強化が喫緊の課題となっていることがわかります。Boxは、深層学習を活用したスキャン技術を組み込むことによって、疑わしいコンテンツや悪意あるコンテンツの識別を容易にしています。Box Shieldは、複数のベンダーのソリューションを組み合わせる複雑さ無しで、マルウェアの拡散をほぼリアルタイムで阻止します」

Box Shieldのマルウェア検出を深層学習で強化
後付けのマルウェア検出ソリューションは、悪意が疑われるコンテンツの隔離や煩雑なレビュープロセスによって業務をスローダウンさせます。その結果、セキュアでない別のプロセスが業務に利用されてしまうといった本末転倒の事態に陥り、業務が混乱します。Box Shieldは、マルウェア検出機能をネイティブに組み込むことで、こういった問題を解消し、エンドユーザーにはシームレスなユーザーエクスペリエンスを、ITセキュリティチームにはほぼリアルタイムのアラートを提供します。

深層学習を取り入れて、既知のマルウェアデータセットを活用した従来のハッシュベースまたはファイルフィンガープリントのスキャニングによる方法を補完し、より巧妙化するマルウェアの検出を可能にします。各ファイルの内部をチェックしてマルウェアを検出し、ほぼリアルタイムで該当するファイルをクリアにし、マルウェアの拡散をブロックすることで、セキュリティの強化を図ります。

これらの新機能により、Box Shieldのユーザーは、より高いマルウェア検出率と誤検出の低減を実現できます。数十億個という大量のファイルを扱うケースでは、セキュリティ対策および生産性の向上という点で多大なメリットをもたらします。Box Shieldは既に年間480億個以上のファイルをスキャンし、コンテンツに起因するリスクを大幅に軽減しています。

Box Shieldのマルウェアディープスキャンの機能拡張は、以下の通りとなります。

  • 最新の深層学習モデルを活用して、コンテンツ内の悪意ある特性をほぼリアルタイムで特定し、巧妙なマルウェアをより広範に検出。
  • ユーザーがコンテンツをアップロード、更新、ダウンロード、プレビュー、共有、コピー、移動する際に、Box内のアクティブなコンテンツにマルウェア検出機能を適用。新しいコンテンツと過去のコンテンツの両方をスキャンすることで、マルウェア感染のリスクを軽減。
  • 管理対象ユーザーがアクセスする外部コンテンツや組織内で共有する外部ソースのコンテンツも分析し、保護対象化。
  • 業務ワークフローに支障をきたさないよう、管理者は、リスクの低いコンテンツに対する脅威判断を必要に応じて無効化可能。

また、Boxは、Box Shieldのアラート機能の強化についても発表しました。機械学習を用いて、不審なダウンロードといったユーザーの異常な行動パターンを検知し、警告します。管理者向けには、より詳細なアラート機能を提供します。このアラートは、Box Shieldの機械学習アルゴリズムが特定の行動を「リスクあり」と判断した理由が説明されます。これらの機能拡張により、管理者は、異常な行動に関する詳細なフィードバックを得ることができ、潜在的な会社内部の脅威への対策を進めることができます。

Box Shieldの自動分類機能で、より広範な機密コンテンツを容易に検知
Box Shieldは、潜在的な内部脅威やアカウント侵害を検出・阻止するだけでなく、高度な機械学習を活用し、ファイルやフォルダの手動または自動のセキュリティ分類、ならびに分類ベースのアクセスポリシーを通じて、偶発的なデータ漏えいの防止を強化します。Box Shieldの自動分類機能は、コンテンツの内容に基づいてインテリジェントにラベル付けを行います。機密性の高いファイルの検知とラベル付けの大規模な実行が可能です。

Box Shieldは、個人情報(PII)などの機密コンテンツを含む160万個のファイルに分類ラベルを自動適用することで、お客様における情報漏えいのリスクを低減します。Boxは今年、従来の規制対象コンテンツから知的財産へと対象範囲を拡大し、カナダの個人情報保護法制のようなより厳格な個人情報のサポートも開始しています。Box上のワークフローの中で移動するファイルを確実に保護するため、自動分類がBox上のアクティブなコンテンツおよび既存のコンテンツにも適用されるようになりました。さらに、Microsoft Information Protection(MIP)との統合強化により、機密データへのアクセスが許可されたユーザーのみに制限され、機密情報の意図せぬ共有を防止し、両プラットフォーム間のコンテンツ管理のセキュリティと利便性を高めています。

提供時期と利用料金
マルウェアディープスキャン機能および、強化されたアラート機能は、2021年10月中旬にBox Shieldのお客様に提供される予定です。自動分類のアップデートは、本日よりBox Shieldのお客様に提供されます。
詳しくは、BoxWorks 2021のキーノートおよび、Boxのblogをご覧ください。

Boxについて
クラウド・コンテンツ・マネジメントプラットフォームをリードするBox (NYSE: BOX)は、ベスト・オブ・ブリード型アプローチで提供されるITスタックにより、企業のビジネスプロセス加速、業務におけるコラボレーション強化、さらに企業が保有する情報の保護を支援します。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、JLL、Nationwideなどを含むFortune 500企業に選ばれている企業の67%を、また日本における約10,000社の企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。

Boxについて詳しくは、https://www.box.com/ja-jp/homeをご覧ください。株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。

報道機関からのお問い合わせ先
株式会社Box Japan
広報担当:武内
TEL: 090-4933-9240
E-mail: ntakeuchi@box.com

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