プレスリリース
2019年7月23日
株式会社Box Japan
Box、デジタルコンテンツと機械学習を連携する
「Box Skills Kit」の国内提供を開始
クラウド・コンテンツ・マネジメントをリードするBox, Inc.の日本法人である株式会社Box Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:古市 克典、以下Box)は、本日、Boxと機械学習サービスを簡単に連携するフレームワークと開発ツールキット「Box Skills Kit(ボックス スキルズ キット)」の国内提供を開始することを発表しました。
エンタープライズソフトウェア業界は、AI(人工知能)や機械学習の急速な進歩により、変革の過渡期を迎えています。そのなかで、デジタルコンテンツは、企業がデジタルトランスフォメーションを推進する上で、ユーザーのインサイトを獲得できる未開拓の情報源といえます。「Box Skills Kit」は、企業がBox上で保有するコンテンツに、社外のパートナーやサードパーティが提供する機械学習サービスを組み合わせることで、Box上に格納された画像やオーディオ(音声)、動画などの膨大な情報を検知して活用する機能を提供します。これにより、従来、コストがかかり実用的ではなかったビジネスプロセスのデジタル化と自動化を支援します。
「Box Skills Kit」により、企業やサードパーティの開発者、システムインテグレーターは、AI連携構築をカスタマイズし、Box上に格納しているコンテンツをスマートに活用することができます。「Box Skills Kit」と機械学習サービスを組み合わせることで実現する主なサービスは、下記のとおりです。
- 画像インテリジェンス:画像データから写っているオブジェクトやコンセプトを検知し、テキストに書き出します
- オーディオ(音声)インテリジェンス:話されている音声データの転記と、その内容からキーとなるトピックを識別します
- 動画インテリジェンス:動画ファイルに出てくる人が話している内容から、キーとなるトピックを転記や検知するほか、一人ひとりの顔を識別します
Box Skills Kitは、開発者がカスタマイズしたBoxと強力な機械学習サービスを連携するフレームワークとAIを連携するためのアプリケーション「スキル」を開発するための必要なAPIや、開発者向けドキュメント、サンプルコードをセットにして提供する製品です。これにより、開発者は、ほぼ全てのサードパーティが提供するAIと、Boxに格納されているドキュメントや、画像、音声、動画などと連携させることが可能になります。また、動画ファイルや画像ファイルから検知されるキーワードをメタデータ駆動型のUI「カード」として画面上に表示します。カードを活用することで、Box利用時に抽出された情報を見やすくし、従業員が日々の業務で簡単に利用できるようにすることができます。
現時点で、Box Skills Kitと連携している、あるいは連携に賛同している代表的なAI製品やサービスを提供する企業は下記の通りです(五十音順):
- 株式会社EduLab
- NECネッツエスアイ株式会社
- エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
- Google Cloud
- 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 日本電気株式会社
- 日本マイクロソフト株式会社
- 富士通株式会社
- マクニカネットワークス株式会社
- 三井情報株式会社
Boxについて
クラウド・コンテンツ・マネジメントプラットフォームをリードするBox (NYSE: BOX)は、ベスト・オブ・ブリード型アプローチで提供されるITスタックにより、企業のビジネスプロセス加速、業務におけるコラボレーション強化、さらに企業が保有する情報の保護を支援します。2005年に設立され、アストラゼネカ、ゼネラル・エレクトリック、JLLなどを含むFortune 500企業に選ばれている企業の7割、また、日本における4,800社以上の企業を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。
Boxに関する詳細は、https://www.box.com/ja_JP/にてご覧ください。 株式会社Box JapanはBox Inc.の日本法人です。