BoxがFedRAMP High認証を取得

公開日:2025.03.31 Box Japan

連邦政府機関は、ユニークで並外れた課題に直面しています。レガシーITのモダナイゼーション、政府の効率性の向上、コスト削減という課題を抱えながら、サイバー攻撃から重要なデータを守り、厳しいコンプライアンス要件を満たし、急速に変化する労働環境を対応する必要があります。これは簡単なことではありません。政府機関の業務がさまざまな地理的および組織的境界を越えて拡大するにつれて、セキュリティとコンプライアンスの課題はさらに重要になります。部署と職員は、リモートから機密情報にアクセスする必要があります。これらの課題に対処するために、BoxはFedRAMP High認証を取得しました。この認証には421を超えるセキュリティコントロールが含まれており、米国政府機関および認可された政府請負業者は、機密性の高いデータに対してBoxのインテリジェントコンテンツ管理プラットフォームを活用することができます。

Amy Quote Card JA BoxがFedRAMPで満たしている堅牢なセキュリティ基準により、お客様は、刑事司法調査、医療、税金、FBIの刑事司法情報サービス（CJIS）標準やIRSのPublication 1075（IRS 1075）などの法執行機関のユースケースなど、価値の高い多くのユースケースにもBoxを使用できます。

FedRAMP High準拠のAI

政府機関はさまざまのユースケースに対処していますが、その使命を果たすためには、基本的に、職員が生産的に働き、他の連邦機関や州機関、業界、学界、非営利団体と安全に連携できるかどうかにかかっています。言うまでもなく、規制やコンプライアンスの要件を満たし続ける必要があります。Box AIとBox HubsがFedRAMP Highに準拠するようになったことで、連邦政府機関は、今日の最も強力なAIを活用して、インサイトに基づく意思決定を促進し、コンテンツから情報を収集し、ワークフローを自動化することができます。

Box AIは、ドキュメント、スキャンされたファイル、画像、スプレッドシート、プレゼンテーションなどのさまざまな非構造化データに対して、インテリジェントなデータ抽出とQ&Aを実行できるようにすることで、コンテンツ管理に革命をもたらし、数秒で膨大なインサイトを引き出します。特に、大量のインテリジェントなデータ抽出により、手作業や、高価で大掛かりな設定が必要な従来のIDP/OCRツールが不要になります。

Box Hubsは、コンテンツを安全かつ効果的に整理、共有、コラボレーションするのに役立ちます。さらに、Box AIで強化されたシームレスなコンテンツ体験を提供します。Hub内のすべてのドキュメントに質問し、わかりやすい引用付きで非常に正確な回答を即座に得ることができます。

Box AIは、利用可能な最高の大規模言語モデル（LLM）の力を活用しようとしている政府機関に対して、安全で柔軟なFedRAMP準拠のソリューションを提供し、ミッションクリティカルな作業を加速させます。

Box Sign: FedRAMP ModerateおよびDoD IL準拠

2025年2月に、Boxネイティブの電子サイン機能であるBox SignのCAC/PIV統合をリリースしました。これにより、米国連邦政府のお客様と認可された政府請負業者は、署名者に共通アクセスカード（CAC）または個人ID検証カード（PIV）にある資格情報を使用するように要求することで、電子サインを認証できます。Box Signは現在、FedRAMP ModerateおよびDoD IL-4に準拠しているため、米国連邦政府機関は、デジタル契約書にアクセスする前に、CACまたはPIVスマートカードを使用して署名者自身を認証することを可能にし、認証を要求することができます。これにより、政府機関はコストを集約し、スタンドアロンの電子サインツールへの支出を大幅に削減できます。

Box Signが今年後半の年次FedRAMP監査を通過すれば、ドキュメント生成、電子サイン、およびドキュメント保持のライフサイクル全体をFedRAMP Highレベルで連邦政府のお客様に提供できるようになります。

連邦政府の採用に向けたさらなる製品イノベーション

Boxは、継続的なイノベーションとお客様への価値の向上に誇りを持っています。この春、Enterprise Advancedプランでいくつかの強力な新機能をリリースしました。これらの新機能は、今年の夏の年次 FedRAMP監査を受ける予定です。

Box FormsとBox Doc Genは、Webフォームとモバイルフォームでシームレスにデータを収集し、カスタムドキュメントを動的に生成して、Box上でのエンドツーエンドのコンテンツワークフローを可能にします。
Box Appsを使用すれば、オンボーディングや契約書管理などのビジネスプロセスを管理できるインテリジェントなノーコードアプリケーションを作成できます。これらの専用アプリは、カスタムダッシュボード、メタデータビュー、統合されたコンテンツワークフローを提供します。
Box AI Studioを使用すれば、さまざまな信頼できるAIモデルから選択して、特定のユースケースのニーズに合わせて構成されたカスタムAIエージェントを作成して展開できます。
Box Archiveは、コンテンツの長期保存を可能にし、コンプライアンスを効率化し、エンドツーエンドのコンテンツライフサイクル管理を可能にします。

1つの安全でインテリジェントな技術スタック

Boxは、米国退役軍人省が実施した包括的かつ綿密な審査を受けた後、FedRAMPによる厳格なセキュリティ評価プロセスを経て、FedRAMP High運用期間（ATO）認定を取得しました。この広範な審査は、個人を特定できる情報（PII）、機密性の高い診断記録、財務データ、法執行データ、そのほかの管理された非機密情報（CUI）を含む、政府機関の機密データを扱うために必要な厳しいセキュリティ要件およびコンプライアンス要件を、Boxが達成していることを確認するために行われました。今回の認定によって、Boxがお客様に最高レベルのセキュリティを提供するために続けてきた取り組みが実証されました。

さらにBoxは、Salesforce + Agentforce、Microsoft GCC High、ServiceNow + Now Assist、OktaなどのほかのFedRAMP High対応プラットフォームとシームレスに統合することができます。政府機関はこの統合機能を利用して中断なくワークフローを維持でき、セキュリティとコンプライアンスが確保された環境の中で、業務に必要なツールを利用できます。信頼できるほかのプラットフォームとBoxをシームレスに接続することで、複数の政府機関を横断してオペレーションの効率化、生産性の改善、コラボレーションの強化を進めることが可能です。

FedRAMP High認証は、Enterprise Plusプランと Enterprise Advancedプランのお客様に利用いただけます。BoxのFedRAMP High認証と継続的なイノベーションの詳細については、 https://www.box.com/fedramp をご覧ください。そして、 2025年5月15日に開催されるContent + AI Summitにご登録ください。

※このブログは Box, Inc 公式ブログ（https://blog.box.com/）2025年3月27日付投稿の翻訳です。
著者：Brett Conrad, VP Sales, US Public Sector at Box
原文リンク：https://blog.box.com/box-achieves-fedramp-high-authorization

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