*本プレスリリースは、米国カリフォルニア州で現地時間2024年1月24日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
プレスリリース
報道関係各位
2024年1月25日
株式会社 Box Japan
Box、Croozeの買収によりエンタープライズコンテンツ管理の変革を加速
コンテンツクラウドをリードするBox, Inc.(NYSE:BOX)は本日、Box Platform上に構築されたノーコードのエンタープライズコンテンツ管理アプリケーションのリーディングプロバイダーであるCroozeを買収したことを発表しました。Boxは、Croozeのチームと同社のノーコードビジネスプロセスアプリビルダーやメタデータ機能を含む技術を活用し、契約ライフサイクル管理やデジタル資産管理、管理対象文書の管理、エンタープライズコンテンツライブラリなど、ビジネスにおいて非常に重要なエンタープライズコンテンツ管理に関連するユースケースに、より多くの企業が対応できるよう支援します。
Boxの共同創業者兼CEOであるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)は、次のように述べています。
「昨今、コンテンツは企業の中でさまざまな重要なビジネスプロセスの中心となっており、AIの急速な発展とダイナミックなセキュリティの状況により、これらのプロセスをクラウドで管理し、チームがコンテンツを最大限に活用できるようにすることは、あらゆる組織のデジタルトランスフォーメーション戦略に不可欠です。Croozeは、Box Platform上でビジネスを展開し、すでにBoxの大手顧客と協力して、メタデータを活用した直感的かつミッションクリティカルなアプリケーションを提供することでチームの生産性向上やワークフロー加速化に貢献しています。Croozeの技術をBoxへ統合することで、企業がコンテンツでできることを再構築いたします。」
Croozeの共同創業者であるアラン・モニエ(Alan Monier)は、次のように述べています。
「Boxは長い間、エンタープライズコンテンツ管理業界の最先端に立ち、クラウドコンテンツ管理を開拓し、セキュリティ、コンプライアンス、データプライバシーの基準を築いてきました。Boxのエンタープライズグレードのプラットフォーム上に構築することは、私たちにとって当然の決断でした。」
Croozeの共同創業者であるマーク・レイン(Mark Lane)は、次のように述べています。
「Croozeの設立当初からのミッションは、組織がコンテンツの可能性を最大限に引き出すことを支援することであり、この度Boxファミリーに加わり、このビジョンを拡大できることを大変嬉しく思います。」
現在、Croozeは、お客様がBoxでコンテンツを最大限に活用できるよう、以下のような幅広い機能を提供しています。
- 重要なビジネスドキュメントアプリケーションのためのノーコードビルダー
- メタデータの追加、分析、管理など運用全般を大幅に簡素化する拡張性の高いメタデータツール
- Boxのコンテンツとメタデータへのカスタマイズされたダッシュボードや表示機能
- フォームと文書の生成機能
- Microsoft Wordアドインによる用語やフレーズのライブラリ
- Box Relayと連携したコンテンツフローを自動化する機能
Croozeの機能により、契約書、デジタル資産、管理対象文書など、Box上の重要なコンテンツを管理するアプリを簡単かつ迅速に構築することが可能です。
- 契約管理:企業の法的な契約書の保管場所やプロセスをデジタル化し、オンデマンドで文書を作成したり、Box Signで電子サインを効率化したり、Box Relayでプロセスを自動化して、契約書を効率的に処理することが可能です。
- デジタル資産管理:マーケティング部門は、アセットの整理や管理、共有、配布が行えるだけでなく、エンドツーエンドのアセットライフサイクルを管理するための Box Relay によるプロセスの自動化、社内外へのキュレーションされたアセットの提供、生産性向上のための堅牢なツールによるメタデータ管理の簡素化を図ることができます。
- 管理対象文書の管理:各部門は、企業の記録や人事規定、財務記録といった管理対象文書をBox上にセキュアな文書ライブラリとして構築し、Box Shieldによる文書保護やBox Governanceによる保管ポリシーの適用の実施、数千件ものファイルにメタデータを適用、編集、検索することによる大規模な管理や、Box Relayでレビューと承認のプロトコルを使用してプロセスをシームレスに自動化することなどを実現できます。
ECM市場の変革
IDCの「コンテンツサービスアプリケーション市場のシェア (2022年):ユニファイドコンテンツモデルへの移行」によると、世界のECM市場は、従来のオンプレミスソリューションからクラウドベースのシステムへの近代化や移行を進める企業の動きにともない、2022年の48億ドルから2027年には年平均成長率(CAGR)5.7%で63億ドルに拡大すると予測されています。
大半の企業は、未だにレガシーなオンプレミスECMシステムで分断化されたコンテンツを扱っており、コンテンツ管理の側面で発生する生産性やセキュリティ、コストの課題に直面しています。これらの組織は従業員の働き方を近代化し、パートナーと安全にコンテンツを共有し、すべてのアプリから安全にコンテンツにアクセスできるようにするために、1つの安全なプラットフォームが必要です。Boxは、単一のアーキテクチャで企業のコンテンツライフサイクル全体を支援できる唯一のエンドツーエンドプラットフォームです。
IDC社でコンテンツ戦略および未来の働き方部門のグループバイスプレジデントを務めるホリー・ムスコリーノ(Holly Muscolino)氏は、次のように述べています。
「エンタープライズコンテンツの管理手法を近代化したいと考えている組織は、BoxとCroozeがもたらす新たなシナジーを検討すべきです。Croozeのノーコードアプリビルダーとメタデータ機能は、コンテンツクラウドBox が提供する豊富なコンテンツサービスをさらに強化します。IDCの調査では、コンテンツ管理の近代化に投資する組織は、ビジネスリスクの低減や意思決定の改善、顧客および従業員を含む関係者の満足度やエンゲージメントの向上などを実現しています。」
Boxは、現在もCroozeの製品とサービスを提供およびサポートしており、並行してCroozeの技術をコンテンツクラウドBoxにネイティブに統合する作業も進めています。これにより、より豊かでシームレス、かつカスタマイズ可能なコンテンツ体験とワークフローを実現し、Boxのお客様の日々の業務がさらに効率化されます。Boxは、2024年後半に統合されたCrooze機能の提供時期と価格を発表する予定です。
本件に関して詳しくはBoxのブログ記事をご参照ください。
Boxについて
コンテンツクラウドをリードするBox (NYSE: BOX)は、コンテンツのライフサイクル全体を管理し、場所を問わずセキュアな作業を実現する単一のプラットフォームで、ベスト・オブ・ブリードで多くのソリューションと統合しています。2005年に設立され、アストラゼネカ、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約16,000社および日経225の72%の企業の業務効率化を支援しています。Boxは、カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。
Box について、詳しくは https://www.box.com/ja-jp/home をご覧ください。株式会社 Box Japan は Box Inc.の日本法人です。
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