あらゆる業務にはコンテンツがあります。スプレッドシート、スライド、画像、動画など、業務に関わるメンバーが作成するすべての成果物はコンテンツです。革新的な新しいアイデアが生まれ、重要なデータを蓄積するところでもあります。また、従業員、パートナー、顧客と常につながり、意思疎通している場所でもあります。コンテンツはビジネスの大きな部分を占めるものですが、それがどのように使われ、どのような影響を及ぼしているか理解できているでしょうか?
「インサイト(分析によって得られる事実、見通し、関係性)」は、多くの企業で重視され、成功するための核心とも言われます。コンテンツマーケティングの戦略立案以外にも活用され、コンテンツ作成にかけた時間と労力分の価値があるかどうかを判断することができます。しかし、データインサイトレポートの作成は、管理者への許可申請も必要で時間がかかり、また理解が難しい場合があります。
この度、Boxのアクセス統計のデザインを一新し、より高度にした「コンテンツインサイト」を提供開始しました。コンテンツインサイトは、Boxに格納された個々のコンテンツがどのように使用されているか ― 誰が、いつアクセスしたか、どんなアクティビティ(プレビュー、ダウンロード、コメント、編集)を行なったかを表示します。期間を区切って、使用状況のトレンドを把握することも可能です。
コンテンツインサイトを使用すると、次のことが可能になります。
- コンテンツの閲覧数とダウンロード数で効果を測定
- コンテンツにアクセスしているユーザーとその利用状況を確認
- ワンクリックで使用状況の期間内推移を確認
- すべての統計数値をエクスポートして保存、また別ツールでの分析が可能
さらに、わかりやすい視覚化により、コンテンツ自体のパフォーマンスとユーザーとの相関関係を一目で把握できるため、コンテンツの有効性をより深く理解し、推測ではなく事実に基づいてコンテンツに関する意思決定を行うことができます。
DXが加速し、ビジネスゴールを意識してコンテンツ活用を最適化することに着目するようになると、自ずと作成したコンテンツについて役割や目標の達成度を確認する必要が発生します。以下、3つの簡単なコンテンツインサイト活用法をご紹介します。
コンタクトレベルでのユーザーエンゲージメントの追跡
顧客向けプレゼンテーションや人事規約マニュアルを作成した場合、コンテンツインサイトを使えば、誰がいつ、そのファイルにアクセスし、プレビューやダウンロードを行ったかを確認できます。これらのインサイトはさまざまな気づきを与えてくれますが、特に、どのコンテンツが有効で、いつユーザーに働きかけるべきかを判断する際に役立ちます。
ユーザーの反応に合わせてコンテンツを最適化
プレゼンテーションやレポートを作成し配布する場合、できるだけ多くの人に見てもらいたいと思うものです。例えば、コンテンツインサイトで確認したところ、ほとんど人が見ていないことが分かったとします。このような場合、コンテンツに手を加え、微調整し、手直しすることで、より魅力的で完成度の高いコンテンツにすることができます。
インサイトを実用化する
インサイトを適切に活用することで、売上や顧客エンゲージメントの向上、製品に関する意思決定、ブランド認知度の向上など、物事を効率良く的確に推進することができます。コンテンツインサイトは、ビジネス価値を高め、最終的な成果を証明するための指標でもあるのです。
Boxはコンテンツを常に磨き、改善し、その価値を示すために努力しています。コンテンツインサイトは、データを評価可能な結果に変換し、コンテンツのパフォーマンスや効果を測定可能にします。つまり、コンテンツの価値を把握し、ビジネスゴール達成に貢献するのです。
詳しくは、サポート記事をご覧ください。
※このブログはBox, Inc公式ブログ(https://blog.box.com/)2022年10月13日付投稿の翻訳です。 原文リンク:https://blog.box.com/content-insights-see-true-impact-your-content
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