2021年10月21日木曜日に、「Box Customer Award Japan 2021」がオンライン開催されました。このイベントは、Box活用を通してビジネスで多くの成果をあげた取り組みを共有し合うBoxのユーザーイベントです。今年は22社の企業様にエントリーいただき、ライブイベントではビジネス部門4社とテクニカル部門4社の8社のファイナリストが自社でのBox活用の取り組みをプレゼンテーションしました。審査はBox審査員とイベント視聴者が独創性・熟練度・貢献度の3つの軸で評価し、投票によって各部門のアワードが決定しました。500人以上が視聴したイベントのレポートをお届けします。
受賞企業
ビジネス部門
株式会社マキタ
情報企画部 部長 高山百合子さん
エントリー自体通ると思っていなかったので、今回の受賞は本当にびっくりしています。Boxの活用についていろいろ考えていると一歩目が踏み出せないので、まずは気心の知れた企業様と小さな課題から取り組むことが大切だと思います。このような活動が利用者をどんどん増やすきっかけになると思います。
テクニカル部門
山田コンサルティンググループ株式会社
管理本部 情報システム室 室長(シニアマネージャー)
中島正太さん
受賞者に選ばれて心臓がドキドキしています。Boxによってさまざまなシステム間の連携ができるようになり、選択肢が非常に増えました。社内でもシステム部門以外の方から「Boxで共有します」「これBox Relay使えばできますよね」という発言が増えており、システムも人もつながってきていることを実感しています。
ビジネス部門発表#1 オルガノ株式会社
たたき上げ営業マンが一人で作ったBox Relay
~営業事務作業の効率化とペーパーレス化を実現~
社内に多くの「紙申請・捺印による承認フロー」が残っており、いかに早く全社的にペーパレス化を進めるかという課題がありました。
営業部門自らBox Relayを活用することで、ペーパーレス化、営業事務作業の効率化、それに伴うコストダウンを実現した事例をご紹介します。
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ビジネス部門発表#2 株式会社マキタ
飛び出せ社外!巻き込めステークホルダー!
Boxから始まる企業間業務改善
Box活用例の中でも魅力的な「企業間利用」。でも現場は予想外の連続で、企業や組織を超えて利用するのは大変です。挑戦したものの途中で諦めてしまったり、一歩踏み出せない企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。本セッションでは私たちが遭遇した様々な壁、乗り越えた経験、思わぬ嬉しい成果などの取組事例をお話します。
目指せ憧れの企業間業務改善!Boxをきっかけに皆で周りの「仕方ない」を変えていきませんか。
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ビジネス部門発表#3 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社
オンライン・バックオフィスの作り方教えます。
Boxを活用して郵送物・押印・紙の処理を極限まで削減!
バックオフィス業務をリモートワークに移行するには、オフィスに届く郵送物の処理を電子化する必要がありました。ケンブリッジでは「ファイルリクエスト」「Box Relay」を使い郵送物の電子化&WF化を実現。
また、パートナー企業との取引量増加による事務負荷の増加も課題でしたが、Box、Excel、電子署名サービスを上手く組み合わせることで低コストで解決。
具体的な機能と使いこなし方をご紹介します。
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ビジネス部門発表#4 日本ユニシス株式会社
「Box活用コンテスト」で加速する社内のBox活用
部署ごとでBoxの活用状況に差が出ているという課題から、全社導入後1年半経過したところで「Box活用コンテスト」を実施しました。
コンテストでは、Boxの活用例を全社から募集し、表彰を行いました。
本セクションでは、「Box活用コンテスト」にて受賞したBox活用事例の中から、幾つかピックアップしてご紹介します。
また、現在の弊社の利用推進や利用状況についてもご紹介いたします。
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テクニカル部門発表#1 日鉄エンジニアリング株式会社
日鉄エンジニアリングの鼻血ドバドバBox活用術
そのままでも便利すぎて鼻血がでるBox。より便利に使うために当社が実践中の様々な取り組みの中から、社内で評判がよかったものや「無料で」実現したものを中心に、いくつかの事例をご紹介します。連携したり、APIを使ったり、レジストリを書き換えたり。皆様のさらなるBox活用においてお役に立てれば幸いです。
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テクニカル部門発表#2 フジテック株式会社
Boxを使った安全でローコストな図面データの社外電子配布化
これまで取引先に製作を依頼する際、当社図面を「紙」の媒体で配布していたが、いつ、誰に、配布したか、また図面改訂の際に配布済みの改訂前の図面回収も必要となり、印刷コストはもとより管理コストが大きくかかっていた。
これを取引先へ図面データを電子配布する仕組みに改定し、ブラウザやBox Driveを利用して、必要な図面を安全かつ即時閲覧できる環境を構築した。
閲覧権限やダウンロード制限、ダウンロードログ収集などBoxの機能を使い、セキュリティレベルを向上させることができた。
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テクニカル部門発表#3 日立金属株式会社
どこにいても、お仕事はいつものように 日立金属の次なる一歩
日立金属グループでは昨年のCustomer Award特別賞受賞を受けて、さらなるBox利活用を進めてきました。
今年は社内公募を実施して、ユーザ部門からも事例を募集。システム部門に頼らなくてもユーザ自ら考え実践し効果を上げている事例と、全社活動として取り組んでいるBoxPlatformを使ったワークフローシステムの山あり谷ありの展開と実績、FAX受信の集約化についてご紹介いたします。
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テクニカル部門発表#4 山田コンサルティンググループ株式会社
セキュアなBoxをもっとセキュアに使いこなす!
数千社とのファイル共有を安全に利用する取り組み
セキュリティ面で高い信頼を得ているBoxですが、会社ごとに抱える情報セキュリティ上の課題やセキュリティポリシー、守るべき情報は千差万別です。
当社では数千ものクライアント様の機密性の高いファイルを常時やり取りしています。この大事な情報を守るために当社独自に設定しているセキュリティポリシーや課題に対して、Box APIやBox Relayの機能を駆使することで更にフィットさせていった取り組みを紹介します。
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Box Japan 代表取締役社長 コメント
Box Japan代表取締役社長 古市克典さん
みなさまのBox利用事例は、Boxにとって「エンジンを動かす大事なガソリン」です。Boxのファイル管理などの機能を使ってみると、常識だと思っていたことが劇的に改善されます。これはおもちゃに例えると、レゴです。ただ渡されても「何ができるの?」と思いますが、ブロックを組み合わせることによって家や街など、あっと驚くすごいものができあがる。このイベントの利用事例を是非参考にしていただき、今まで常識と思われていたことをよりよいものに変革していただきたいと思います。
投票の集計時間には2020年のアワードに参加し、受賞された株式会社 東急コミュニティー 柏崎 正彦さんと学校法人 創価大学 山口 典彦さんが登場しました。「成功事例だけでなく失敗事例も発表に出てきましたが、そうした事例を知っておくと失敗を回避でき結果的に早く成果を出せるのでぜひ共有して欲しい」と柏崎さん。山口さんは「去年の発表を機にいろいろな方からお声がけいただくようになり、『Boxを使っている大学』としていいアピールができた」と振り返っていました。
以上、Box Customer Award Japan2021のイベントレポートをお送りしました。
ご自身の会社でも活用できそうな事例はありましたか?ぜひ、実践して発見したことをシェアしてください。 2022年もたくさんの方のご参加をお待ちしています!
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